【アウトソーシングほっとニュース】就職人気ランキング 2026年卒 秋冬期版
新卒採用支援やPersonality Techを通じたHR事業「ミキワメ」を提供する株式会社リーディングマークは1月29日、「2026年卒秋冬期統合版/就職人気企業ランキング」を発表しました。
本調査は2024年9月から11月にかけて、東京大学、一橋大学、東京科学大学(旧:東京工業大学)、早稲田大学、慶應義塾大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学の大学生、大学院生を対象に実施され、2026年卒生1,973名から回答を得ています。
ランキングTOP100では、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅の五大商社がトップ5を独占し、例年通り総合商社が上位を占めています。さらに、五大商社と合わせて七大商社と呼ばれる双日(17位)と豊田通商(21位)も堅実な人気を示しました。
業種別の特徴
●金融業界
金融業界は、領域により変化が分かれました。メガバンクは人気を維持し、三菱UFJ銀行が6位、三井住友銀行が20位、みずほフィナンシャルグループが34位となっています。
政府系金融機関(系統金融機関含む)は昨年に引き続き順位が上昇しました(国際協力銀行44位→42位、日本銀行65位→60位、日本政策金融公庫98 位→81位)。
証券・損害保険・生命保険は順位を下げたところが目立ち、東京海上日動火災保険(36 位)だけがTOP100 にランクインしました。
●不動産業界
不動産業界は、三菱地所(16位→9位)、三井不動産(11位→10位)、東京建物(46位→42位)、森ビル(92位→71位)など、昨年同時期に比べ順位が上昇しています。
●コンサル業界
コンサル業界は分野別に違いが見られました。総合コンサルティングファームは順位を上げ(アクセンチュア23位→14位、ベイカレント・コンサルティング143位→71位など)、対して、戦略コンサルティングファームは順位を下げています(ボストン・コンサルティング・グループ22位→27位、マッキンゼー・アンド・カンパニー44位→60位など)。
●食品業界、消費財業界
食品業界、消費財業界は、大きく上昇した企業が多く、味の素(33位→7位)、サントリー(24位→14位)、日清食品(114位→79位)、花王(43位→32位)、資生堂(65位→51位)などとなっています。
●海運業界
海運業界は、三大海運と称される日本郵船、商船三井、川崎汽船のうち日本郵船を除く二社が昨年同時期より下降しました(商船三井37位→51位、川崎汽船72位→82位)。
学生のキャリア観の傾向
キャリアにおいて重視する項目の調査では、「スペシャリスト」が僅差で「ワークライフバランス」を上回り、1位となりました。両項目とも40%を超える支持を得ており、専門性とワークライフバランスの両立を志向する学生が増加していることが示唆されています。
社会保険労務士法人エスネットワークス
特定社会保険労務士M・K
事業会社での人事労務キャリアを活かし、クライアントの労務顧問を務めている。労働法をめぐる人と組織に焦点を当てる「生きた法」の実践をモットーとし、社会保険労務士の立場からセミナーや講演を通して、企業に“予防労務”の重要性を呼び掛けている。日本産業保健法学会会員。