【アウトソーシングほっとニュース】 2025年4月から雇用保険料率が変更となります。
4月1日より雇用保険料が改定されることとなりました。
令和7年度の雇用保険料は労働者負担・事業主負担ともに引下げとなり
一般の事業の場合、労働者負担は6/1000→5.5/1000、事業主負担は9.5/1000→9/1000と前年度からトータルで1/1000の引き下げとなりました。
詳細の雇用保険料率については以下の通りです。
なお労災保険料率について本年の改定はありません。
出典:厚生労働省 令和7(2025)年度 雇用保険料率のご案内
変更反映のタイミングは?
雇用保険料率の変更の反映は『4月1日以降に最初に到来する締日により支給される給与』から行う
必要があり、給与の締日がいつなのかによって判断します。以下の具体例で確認していきましょう。
(例1)当月締め・当月支払いの場合
締め日:4/15 支払日:4/25
⇒締め日が4月以降のため、4/25に支給する給与より改定後の雇用保険料率で計算を行います。
(例2)末締め・翌月支払いの場合
締め日:3/31 支払日:4/25
⇒締め日が3月中のため、4/25に支給する給与では変更せず、
4/30締めの翌月の5/25に支給する給与から改定後の雇用保険料率で計算を行います。
ご使用の給与ソフトによっては手動の変更が必要なケースもありますので、処理の前に操作の確認をしておきましょう。
おわりに
今回は雇用保険料率についてご案内しましたが、協会けんぽの健康保険料率・介護保険料率についても令和7年3月分(4月納付分)から変更となっております。
協会けんぽ以外の健康保険組合に加入されている方はご自身の健康保険組合の料率に変更がないかホームページなどで確認しておきましょう。
エスネットワークスでは給与計算や社会保険に関する各種ご相談を承っております。ぜひお問い合わせください!
この記事を書いたのは・・・
社会保険労務士法人エスネットワークス
社会保険労務士 I.R
金融機関での業務を経て2019年にエスネットワークスに入社。
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